【制作の記録 #03】Amazon著者セントラルを作ってみた|著書を1ページにまとめる方法

制作・出版の記録

KDPの画面に、「マーケティング」という項目があること。恥ずかしながら、私は今までそこに目を向けていませんでした。本を書いて、出版することに一生懸命で、その先の“棚づくり”まで気が回っていなかったのだと思います。

あるとき、「著者名を押すとプロフィールが見えるページ」を作りたくて調べていて、「Amazon著者セントラル」という仕組みにたどり着きました。専属の人だけのものかと思っていたら、そうではありませんでした。ここでは、実際に作ってみた記録を、つまずいた所もふくめて残しておきます。

著者セントラルって?

著者セントラルは、Amazonが用意している、著者向けの無料の機能です。自分の本がAmazonで販売されていれば使えるようになり、専属の著者でなくても、個人で出版した人も無料で作れます。

できることは、ざっとこんな感じです。

  • 著書一覧:出版した本を1ページにまとめて見せられる(BOOTHのショップのように、一か所へ案内できます)
  • プロフィール:略歴や著者画像を載せて、自己紹介ができる
  • 著者ページのリンク:登録すると、Amazon上に「著者ページ」が作られ、著者名からそこへ飛べるようになる
  • フォロー機能:読者がフォローでき、新刊が出ると通知が届く

次回作を制作中の身としては、最後の「フォローで新刊のお知らせが届く」機能が、特にありがたいと感じました。

作ってみた——入り口は「マーケティング」

入り口は、KDPにログインして、「マーケティング」→「著者セントラル」から。あとは案内に沿って、ペンネームを入れ、自分の本を検索して「これが私の本です」と紐づけていくだけでした。

紐づけたあと、青い文字の「著者セントラル」というリンクを押してみると、この機能でできることや、この先どうなるのか、といった説明がきちんと載っていて、迷いが少し晴れました。

右上にある「マーケティング」部分をクリックすると↓の画像があらわれます。

KDPの「マーケティング」→「著者セントラル」の入り口

あわてないで——機能は、時間差で増えていく

ここが、今回いちばん伝えたい発見です。作った当日は、本を一冊しか登録できず、「二冊目はどうすれば…」と少し焦りました。ところが、半日ほど経ってもう一度開いてみると、本を追加する欄が出てきていて、検索して簡単にもう一冊を足すことができました。

著者の画像も同じでした。作った日には載せられる場所がなくて残念に思っていたのに、しばらくして見に行くと、追加できるようになっていて、ほっとしました。

著者の画像、どれにする?

画像選びは、少し迷いました。私には、いくつかのアイコンがあったからです。

最初は、noteから生まれた、鍵と四つ葉のクローバーをモチーフにしたアイコン。BOOTHのショップを作ってからは、それをベースに、手紙やインク壺、羽根ペンを加えたアイコン。どちらにしようか考えましたが、最終的には、ウェブサイトで使っている人物の画像にそろえることにしました。Amazonも、サイトと同じ顔にしておけば、どこで出会っても「同じ人だ」と伝わると思ったからです。

迷ったアイコン2点

使った著者画像

画像のサイズと、名前が枠に収まらなかったこと

著者画像は、拡大表示にも対応できるよう、300×300ピクセル以上が目安でした。私は、ひとまず300×300で作ってみました。

つまずいたのは、画像の右下に入れていた著者名でした。表示が丸い枠で切り取られる仕様で、名前が枠からはみ出してしまうのです。枠を小さくして収めようとしても、うまくいきませんでした。

そこで一度、名前を入れず、人物画像だけを丸枠に収めて登録してみました。調べてみると、Amazonでは著者画像の下や横に、著者名がシステム側で自動的に表示される仕組みでした。だから、画像の中に名前を入れなくても、誰のページかは伝わります。

実際に登録してみると、枠からはみ出していた名前が!!表示されていました。Amazonが表示してくれる著者名も、きちんと出ていました。

名前を入れず、人物画像だけを丸枠に収めて登録してみると「あれ!?名前がちゃんと出てる!!」(青い矢印)と思い、ほっとしました。

画像を、商用(Amazon)で使っていい?

もうひとつ気になったのが、Canvaで作った画像を、Amazonのような場所で使っていいのか、でした。私は調べたうえで、Canvaの利用規約を確認し、次のように理解して使うことにしました。

  • CanvaのAI機能(Magic Mediaなど)で作った画像は、無料素材と同じように使える扱いになっていること
  • ただし、独占的な権利は得られないこと(同じような画像を、ほかの人が作れる可能性があります)
  • 実在の人物・キャラクター・ブランドが写り込む場合は、別途その権利者の許可が必要なこと

※ 大切な注意です。Canvaの規約は変わることがあり、プラン(無料/有料)によって条件が違う場合もあります。また、Canva自身が「Amazonなど他社サイトの規約は、利用者自身で確認してください」としています。使う前に、必ず最新のCanvaの利用規約と、ご自身のプランの条件、そしてAmazon側の規約もご確認ください。私は法律の専門家ではないので、最終的なご判断は各自でお願いします。

みんなは、どんな画像にしている?

ほかの著者さんが気になって調べてみると、実話・エッセイやKindleの個人出版では、必ずしも本名の顔写真を出す人ばかりではありませんでした。よく見かけるのは、次の四つのタイプです。

  • イラスト・アニメ風のアイコン:SNSやブログと同じ絵にでき、雰囲気を統一しやすく、親しみも出ます
  • 顔出しの近影写真:ビジネス書や専門書、あるいは実話でも「実名のリアルさ」を前に出したい人に
  • 顔を出さない実写:手元で書いている風景、後ろ姿や横顔、愛用のペンやノートなど
  • ロゴ・シンボルマーク:屋号やペンネームのロゴを置くタイプ

私は、サイトと同じ人物画像にして、活動全体の雰囲気をそろえることにしました。

作ってよかったこと

著者ページができると、二冊の本が一か所にまとまり、これから出す本も、同じ棚に並べていけます。読者の方がフォローしてくれれば、次回作のお知らせも届きます。何より、自分の出版活動が“見える”形になって、少し背筋が伸びる気がしました。

サイトから、著者ページへリンクする

私がやりたかった「Amazonの本を、ひとまとめで案内する」ことも、これで叶いました。著者ページにはURLがあるので、サイトの固定ページから「著作一覧はこちら」とリンクすれば、BOOTHのように一か所へ案内できます。

完成した著者ページ

小さな一歩だけれど

出版のことばかり見ていた私が、初めて「その先」に目を向けた一歩でした。むずかしくはなく、迷ってもたいてい時間が解決してくれました。

同じように、本は出したけれど棚づくりはこれから、という方の、背中をそっと押せたらうれしいです。

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琇夏

2025年5月「第8回 人生十人十色大賞」長編部門へ応募。
出版社からの電話をきっかけに、2026年3月より、原稿用紙3枚ずつ綴る形で投稿を始めました。
noteでは、原稿用紙には書かなかった内容もあわせて綴っています。
少しずつ、記録として残しています。

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