記憶

お知らせ

『読めない線』を刊行しました ── 綴書房蔵書 第壱冊

掌編『読めない線』刊行。ひとつの出来事を、手書きの応募原稿・整えた文章・掌編小説の三つの姿で収めました。ガラスペンで綴った原稿から本になるまでを一冊に。書き下ろし「言わなかった名前」収録。綴書房蔵書 第壱冊。
03-空き家をめぐる記録

【空き家をめぐる記録 #24】Episode10|わかりにくいものには嘘が潜んでいる

160万円で売りに出された家。期待に胸を膨らませて向かった内見の日、母から届いたのは「塩を用意しておいてほしい」という電話だった。そして書類を確かめると、金額が二倍に膨れ上がっていた――。「淡いご縁」第24話、空き家をめぐる記録・最終話。
綴書房通信

【綴書房通信】No.02|次の章へ。

作品が生まれるまでの記録を綴る、綴書房からのお便り。「空き家をめぐる記録」は、まもなく一つの章を閉じます。綴書房通信 No.02では、これまでの記録を少し振り返りながら、次の章への便りをお届けします。✒️ 綴書房通信 No.02Episod...
03-空き家をめぐる記録

【空き家をめぐる記録 #23】Episode9|どうしても買ってもらえないのか

山と田んぼに囲まれた、ぽつんとある古民家。電話の行き違いから始まった不思議な縁は、すれ違いを重ねながらも温かく続いた。けれど契約には至らず、奥様から届いた一言――。「淡いご縁」第23話、空き家をめぐる記録。
03-空き家をめぐる記録

【空き家をめぐる記録 #22】Episode8|もう既に終わっています

あの物件はもう手の届かないところに行ってしまったのだろうか。裁判所への問い合わせで突きつけられた現実、市役所担当者との温度差、そして司法書士との交渉――。「淡いご縁」第22話、空き家をめぐる記録。
03-空き家をめぐる記録

【空き家をめぐる記録 #20】Episode6|金額が違う

借家での新しい暮らしが始まった。けれど数か月後、わが家だった家が競売に出された。絶望していた保証金は「返還される」と記されていたはずだった。年末、母が帰宅して言った一言に、耳を疑った――。「淡いご縁」第20話。
03-空き家をめぐる記録

【空き家をめぐる記録 #17】Episode3|わが家になると思っていた家|定期借地権付き住宅だった

値下げまでしてもらいながら、即決できなかったあの家。「やめます」という言葉で、望みは絶たれた。残された唯一の望みは、わが家に付いていた定期借地権の保証金――。「淡いご縁」第17話、空き家をめぐる記録。定期借地権付き住宅の売却体験を記録。五十年後に土地を返還する契約だったこと売却を進める中で初めて知った制度と、保証金返還に望みをかけながら空き家探しを続けた実話です。
03-空き家をめぐる記録

【空き家をめぐる記録 #15】Episode1|170万円という金額

 家を手放すことになり、空き家を探し始めた私たち。方位を頼りに東方面を探すうち、ある一軒の物件にたどり着く。だがその価格に驚愕した――。「淡いご縁」第15話、空き家をめぐる記録の始まり。
02-生い立ちの記録

【生い立ちの記録 #14】Episode9|母と一緒にできることが嬉しかった

手紙の向こうに、ずっと母がいた。どんなに心細くても、その繋がりだけが、前へ進む力になっていた。話がいつも二転三転して「俺は、一緒に住まないから小さい家でいいよ」「えっ」「あれ、お母さんから聞いていなかった?」笑いながら伝えてくる。「いや、聞...
02-生い立ちの記録

【生い立ちの記録 #13】Episode8|あの小さな手紙のやり取り

頼れる人が、そこにいた。離れていても、小さな手紙のやり取りだけが、確かな繋がりになっていた。医者に怒られたわ病院へ行く日の朝、家の中がとてつもなく暗く重く、時間がなかなか過ぎていかなかった。前日の夜に父に突っぱねるような言い方をしてしまい、...