【生い立ちの記録 #12】Episode7|強くいなければならなかっただけだ

03-生い立ちの記録

話し合えないまま、それでも動き続けるしかなかった。


誰にも弱さを見せられなかった。
強くあろうとしていたのではなく、強くいなければならなかっただけだと、今ならわかる。

決断の重さ

仕事が不安定だと思っていただけなのか、今となっては。

辞めさえしなければ安定していたのだろうか。

借金もあり、
滞納するたびに母がいつも役所へ頭を下げに行っていた。

母と私がいつも手探りで家のことをやってきた。

世間一般の常識などまるでない父のやり方、生き方。

その時は、
支えることが家族だと疑いもしなかった。

家を新築してすぐに会社が倒産してしまったときは、祖母が年金からお金を工面してくれた。

その後は私のクレジットカードから再三、借りては返しの繰り返しだった。

感謝してくれるのは母だけだった。

今はとても助かっているけれど、
当たり前のように私のカードを当てにする父が嫌だった。

父のやってきたことがどれほど非常識だったか、支えてきたのはなんだったのかと、なぜもっと早く気づけなかったのかと、嘆きたくなる。

家を手放す手続きの最中、母の体調が悪くなり寝込みがちになった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

続きは、note有料記事にて公開しています。

家を手放すことと、
母の身体の異変が重なっていた、
あの頃の記録です。

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03-生い立ちの記録
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琇夏

2025年5月「第8回 人生十人十色大賞」長編部門へ応募。
出版社からの電話をきっかけに、2026年3月より、原稿用紙3枚ずつ綴る形で投稿を始めました。
noteでは、原稿用紙には書かなかった内容もあわせて綴っています。
少しずつ、記録として残しています。

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